MOTAカーリースは「株式会社MOTA」が運営するカーリースサービスです。
1999年設立の会社で、カーリース会社の中ではかなり古株。長く存続している会社で、資本金も1億円もあります。運営会社の安定性・信頼性も十分でしょう。
MOTAカーリースの最大の特徴は、
これをふまえ、MOTAカーリースについて掘り下げていきたいと思います。
- サービスの概要
- メリット
- デメリット
- おすすめできる人
- 逆におすすめできない人
以下の記事を読むことで、上記内容を詳しく理解できます。
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Table of Contents
MOTAカーリースの基本情報
サービス基本情報は以下の通りです。
MOTAカーリースは契約期間が比較的長く、最後は車がもらえるという特徴があります。
項目 | 内容 | |
---|---|---|
車種 | 国産車 | |
月額最安料金 | 6,710円~(ボーナス併用払い) | |
頭金 | 無し(審査落ちの場合、有りも相談可) | |
ボーナス払い | 有り・無し両方OK | |
リース期間 | 7年、9年、11年 | |
契約方式 | クローズドエンド方式 | |
残価精算 | なし | |
走行距離 (月間換算) |
なし | |
中古車取り扱い | ×(中古車プランは新規受付停止) | |
料金に含まれるもの | 重量税 | ○ |
自動車税 | ○ | |
環境性能割 | ○ | |
自賠責保険 | ○ | |
任意保険 | × | |
車検 | ○ | |
ロードサービス | × | |
中途解約 | 原則できない。違約金が発生。 | |
契約終了後 車はどうなる? |
・車がもらえる | |
支払い方法 | 銀行引き落とし:○ クレジットカード:○ |
MOTAカーリースのメリット【6つ】
リース期間満了後、車がもらえる
MOTAカーリース最大の特徴・メリットが「車がもらえること」です。別途オプション料金を払うことなく、リース期間終了後に車をもらうことができます。
通常のカーリースでは、リース後に車をもらう場合「月額料金に上乗せ」や「契約期間●年以上」という条件があるのが一般的です。
例えば、車がもらえる契約に関して、当サイトでも頻繁に登場する以下2社と比較してみましょう。
サービス名 | もらえる契約 リース期間 |
料金 |
MOTA | 7年以上 | 月額上乗せなし |
ニコノリ | 9年以上 | 月額上乗せなし |
カルモ | 7年以上 | 月額料金500円追加 |
MOTAカーリースでは「月額上乗せ無し」かつ「7年契約」でOK。車をもらう際の条件は優遇されていると言えるでしょう。
国産全メーカー対応&オプションも全対応
一般的に、車がもらえるカーリースプランは「取り扱い車種が少なかったり」します。
例えば、コンパクトカーの一部車種限定です!など記載があったり・・・。
その点、MOTAのカーリースは選択肢が広い!
- 国産車の全メーカー対応(レクサスは×)
- メーカーオプション全対応
- ディーラーオプション全対応
選択肢は、レクサス以外の国産車全て。そして好きなオプションも付けることができる!
自分の好きな車種を、好みのオプションで自由に仕上げることが可能です。
返却時の原状回復費用不要!
返却時の原状回復費用が不要というのは大きなメリットです。
そもそもMOTAカーリースでは「車の返却が不要=原状回復が必要ない=原状回復費用が不要」ということです。
一般的なカーリースでは、クローズドエンド契約であっても、規定以上の傷や凹みが確認された場合、車返却時に原状回復費用を請求されることがあります。
>>クローズドエンド契約とは?オープンエンド契約の違い。
そもそも返却不要なので、返却時の査定や精算トラブルになることもあり得ません。
また、
という、リース期間中の心配事からも解放され、安心して乗ることができます。
走行距離制限なし
走行距離の上限がないというのも利点の1つです。車の返却を前提としていないので(もちろん返却も可能ですが、であれば売りますよね?)走行距離の上限も存在しません。
通勤通学や休日のレジャー・遠出などにも、上限距離を気にすることなく使用でき、カーリースという領域に縛られないメリットと言えるでしょう。
カスタムや改造が可能(法令遵守内で)
同じく、自分好みに自由にカスタムできるのも嬉しいメリットです。納車後に好きなパーツを取付け可能です。
例えば、ホイールのデザインに飽きたら、別のホイールを購入し取り付けることもOKです。
通常のカーリースであれば、
- そもそも納車時の姿から変更や改造することは禁止
- 変更や改造OKだが、戻す必要あり(→穴などは原状回復費請求される)
通常は上記のような「縛り」が存在します。
その点、MOTAカーリースは非常に柔軟で、カスタマイズ自由です。
車のドレスアップ、カーライフの楽しみ方の幅が広がりますよね?
車検やオイル交換込みで安心
MOTAカーリースでは、車検費用やオイル交換は無料(利用料にコミコミ)なので、別途支払う必要はありません。
オリックス自動車と提携しており、車検やオイル交換等は所定のサイクルで「無料で」受けることが可能です。
例えば7年契約の場合、以下のようなサイクルでメンテナンスを受けられます。
出典:オリックス自動車,カーリースライフをサポートする無料クーポン
車検を加味すると、1年に2回の頻度でエンジンオイル交換が行われるので、契約期間中ずっと安心して車に乗ることが可能です。
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なお、車検やオイル交換に含まれる作業や項目の詳細は下部を参照ください。
MOTAカーリースのデメリット【6つ】
オプション無しで車がもらえるなど、独自のメリットがあるMOTAカーリースですが、もちろんデメリットも存在します。各デメリットを詳しく掘り下げていきます。
詳細なオプション設定は審査通過後
オプションは
- メーカーオプション
- ディーラーオプション
共にすべて取り付け可能です。ただし、メーカーオプション、ディーラーオプションを希望する場合、利用審査通過後にサポートデスクと電話orメールでやり取りする必要があります。
他社の例に出すなら、トヨタのKINTOのように「オプションまで詳細に決める→その後に審査」という流れとは異なるので注意が必要です。
なお、基本オプションのアクセサリーパックは、審査前に申し込み可能です。
(アクセサリーパックは、車種や契約期間によって月額料金加算額の違いがあります。画像はホンダN-BOX 7年リースの場合)
細かいオプションは審査通過後という「まずは審査通過ありき」というのはデメリットに感じる方もいるかもしれませんね。
車検・メンテ等は提携工場限定
車検やオイル交換等のメンテナンスは、オリックス自動車の提携工場に限定されます。(※MOTAとオリックス自動車は提携しているため)
提携工場であれば、無料クーポンを使用できるため、車検や所定時期のオイル交換の費用は掛かりません。
また、近所に提携店舗があるか心配される方もいるかもしれません。
でもご安心を!
オリックス提携整備工場は、全国に展開されているので心配には及びません。
仮に少し遠距離にあっても、頻繁に通うわけでもないので、そこまで心配する必要もないと言えます。
最小契約期間が7年と長め
一般的なカーリースでは、最小契約年数は3年です(※カルモやニコノリなどは1年リース有り)
一方、MOTAカーリースでは、最小契約年数は7年と、長めに設定されています。
万が一、7年の間に何かしらの事情で車を手放さざるを得ない状況が発生した場合、非常に困ります。
原則、リース途中での解約はできず、どうしても解約したい場合は規定の違約金(損害金)を支払う必要があります。
とはいえ、他社カーリースにおいても原則途中解約はできません。(※例外として、KINTOの初期費用無料プランなど有り)
7年間は車を手放せない、という「ある種の縛り」もデメリットに感じるかもしれません。
試乗できない
MOTAは店舗がありません。なので、リースを希望する車の試乗ができないのです。
どうしても市場が必要な場合は、最寄りのカーディーラーでお願いしましょう。
利用料の引き落としに利用できない銀行アリ
銀行口座からの引き落としを利用する場合の注意事項です。
そして注意すべきは、すべての金融機関に対応しているわけではなく、以下の金融機関は引き落としに対応していません。
- ネット専業銀行(ジャパンネット銀行は利用可)
- ゆうちょ銀行
- 農林中央金庫
- 一部の信用組合
- 農協系金融機関
参考:https://autoc-one.jp/lease/guide/faq/
最近ではネット銀行(楽天銀行やソニー銀行など)が人気ですが、これらのネット専業銀行からの引き落としはできません。
また、全国どこにでも存在する「ゆうちょ銀行」が対象外です。
今後改善の余地があるかと思いますが、デメリットの1つと言えるでしょう。
車検やオイル交換等のメンテナンス・保証について
MOTAカーリースの契約には、車検・オイル交換などが無料となる「無料クーポン」がセットになっています。
従来の「メンテナンスパック」が「無料クーポン」に置き換わったと思えばよいでしょう。(※無料クーポンは、オリックス自動車の制度を利用しています)
従来のメンテナンスパックは月額料金に含まれず、別途上乗せが必要でした。しかし「無料クーポン」になってからは利用料にコミコミとなりシンプルになりました。
無料クーポン制でのメンテナンス内容(もらえるクーポン)は以下の通りです。
- エンジンオイル交換クーポン
- エンジンオイル・オイルエレメント交換クーポン
- 車検無料クーポン
1.と2.は文字通り、エンジンオイルとオイルエレメントの交換が無料となるクーポンです。
3.の「車検無料クーポン」で無料になる項目は以下の通りです。
基本点検整備費用(総合検査料・代行料・印紙代)
エンジンオイル・オイルエレメント交換
タイヤローテーション
バッテリー液・ウォッシャー液補充
ブレーキオイル交換
ロングライフクーラント交換
一方、「車検無料クーポン」で無料にならない項目(自己負担)は以下の通りです。
タイヤ交換・バッテリー交換など無料となるサービスに含まれない部品代金・交換工賃
代車
鈑金修理
出典:オリックス自動車,カーリースライフをサポートする無料クーポン
MOTAカーリース利用者の口コミ
公式サイトに多くの口コミがあるので是非ご確認ください。口コミの一部を列挙してみます。
ホンダN-BOX
何をオプションで付けたらいくらするのかがわかりやすかった。
投稿日:2022年05月17日
ダイハツ ミライース
他メーカーよりも対応が丁寧で親切。他メーカーの場合は最初から契約前提で話がすすむ
投稿日:2022年04月22日
ホンダ フリード
シミュレーションがわかりやすかった。何度も電話でわからない事を聞いたがわかりやすく教えてくれた。
投稿日:2022年04月18日
公式サイトに記載がある口コミなので、ネガティブな投稿は確認されませんでした。ただ、プランの内容だけでなく「サービスや対応が良かった」という声が目立ちました。
リース料金の一例
種種別・リース年数別のリース料金は以下の通りです。人気車種・代表車種をピックアップしています。
車種 | 7年リース | 9年リース | 11年リース |
N-BOX | 25,190円 | 20,900円 | 18,810円 |
ハスラー | 23,760円 | 19,690円 | 17,710円 |
ライズ | 31,680円 | 26,730円 | 24,310円 |
フィット | 33,440円 | 27,720円 | 25,520円 |
ルーミー | 32,670円 | 26,950円 | 24,640円 |
オーラ | 50,380円 | 40,920円 | 36,960円 |
プリウス | 58,080円 | 47,080円 | 42,460円 |
(条件:月々均等払いでボーナス払い無し、オプション無し、最も安価なグレード。※比較のためシンプル仕様にしています)
MOTAのカーリースがをオススメできる人
ここまでMOTAカーリースのメリット・デメリットを中心に解説してきました。これらを踏まえ、MOTAをオススメできる人は以下のような人です。
子供さんやペット同乗する人
MOTAではリース契約満了後、車は自分のものになります。通常のカーリースで必須である「原状回復が不要」ということです。
なので、汚れやニオイなどに過剰に気にせずに乗れるということです。
例えば、お子さんが室内を汚してしまったり、ペットのニオイが染みついてしまっても問題ありません。
特に、ペットのニオイを車から完全除去することは、想像以上に難しいです。返却の義務があるカーリースでは「ペット同乗禁止」としているケースが一般的です。
ニオイでは、タバコのニオイも除去が難しいです。
ですから、
- 子供と一緒に乗る
- ペットが同乗
- 喫煙者がいる
このような状況の方は、MOTAカーリースをおすすめします。
運転に自信が無い人
- 免許を取得して間もない人
- ペーパードライバー
- 運転に自信がない人
こういった人にもオススメできます。理由は、仮に車をぶつけても最終的な原状回復は義務ではないからです。
?通常のカーリース
ぶつけた場合は修理が必須で、修理費用の扱いは1or2の2択です。
- 全額自己負担
- 自動車保険の免責金額を超える額が自己負担
要は、借り物なので当然自己責任で修理し、元通りにしてから返却する必要があるということです。
MOTAカーリース
リース後に返却不要なので、傷の原状回復も必要ありません。運転に自信が無く、車を傷つけてしまうかもしれない人も安心して乗れるのでオススメです。
長期契約の人
最も短いリース契約期間でも7年間です。9年・11年の契約になれば、月額利用料も大幅に安くなります。
MOTAは長期契約ユーザーに焦点を当てているため、1つの車を長く乗る予定の人にはおすすめです。
通勤などで日常的に車を使う人=走行距離が長めの人
日常的に車を使う人におすすめです。例えば、毎日車で通勤する人などです。
郊外や地方都市では、電車ではなく車が移動の「足」なので、走行距離が多くなる傾向があります。私自身も地方都市在住ですが「隣町から車で通勤する人」も一定数います。
このような方々は、一般的なカーリースでは、走行距離の上限まで達してしまう危険性があります。MOTAのように走行距離上限無しのサービスがおすすめです。
逆にオススメしない人
新車を「現金一括購入」できる余裕資金のある人
MOTAカーリースは最後に車がもらえるものの、総支払額でみると現金購入よりも割高になります。
ですから、新車を現金一括購入できる資金力のある人にはオススメしません。MOTAカーリースのメリットは総支払額ではなく
- 月々の支払いが均等
- 突発の支出を減らす
- 税金や車検メンテなど、面倒ごとを丸投げできる
- 最後には自分のものになる
上記のような金銭的・時間的な負担を軽減してくれます。
短期でライフイベントが発生しそうな人
MOTAは最短でも7年契約です。ゆえに、今後7年前後で家族が増える人は注意が必要です。
家庭環境が変化すると、必要な車の種類も変化するからです。リース車両は簡単には手放すことができません。
「今独身だから」といってスポーツタイプの車をリース契約すると、家族が増えたときに後悔するかもしれません。
逆に、子供が生まれる予定アリなので、それを見越してミニバンなどの車種選定をするのはアリだと思います。
>>途中解約できるカーリースは?
短期で人生の転機が訪れそうな人は、MOTAカーリース契約前に一度よく考えてみる必要があるでしょう。
申し込みの流れ
MOTAカーリースの利用申し込みの流れは以下のSTEPの通りです。
なおWEB審査申し込みから納車されるまで、1~2ヶ月程度は掛かります(車種によって前後)
時間的に余裕を持ち、審査申し込みをするのが良いでしょう。
MOTAカーリースの審査について
審査難易度(甘いor厳しい?)
MOTAカーリースの利用審査は「オリックス自動車」が審査を担当します。
一般論として、自動車リース会社の審査は、そこまで厳しくはないと言われています。信販系の審査会社(※)よりは、安心して審査結果を待てるでしょう。(※銀行系やクレジットカード系など)
また、オリックス自動車の審査では、個人信用情報の照会は「CIC1社のみ」に行われるようです。1社照会は、複数機関へ照会するよりも審査に有利に働くと考えられます。
ただし、提携機関にJICCやJBAなども記載があり、複数の信用情報機関に照会している可能性もあり、詳細は非公開のため不明です。
審査に通りやすくするには?
まず、審査に通りやすい人とは安定した収入がある人です。同じ会社に長く勤務している人は有利です。
審査が不安な人は、以下の選択肢が有効です。
- 保証人を付ける
- 頭金を入れる
- 月額の支払いを低くする
公式サイトでも保証人を付けることは可能と書かれています。
自分以外の人の信用力を活かせるので、活用できるのであれば、最も有効な審査対策になるでしょう。
他社カーリースでは保証人を付けられないサービスもあるので、MOTAは審査に関してはかなり選択肢が広いと言えるでしょう。
次に、頭金を入れたり、少しグレードの低い車を選択することで、月額の支払いを低く抑えることも有効です。
収入額と支払額が、アンバランスでなければ審査に通る可能性があります。
収入が少ないのにレクサスなどのリース契約は難しい、でもコンパクトカーならいけるかも!という具合です。
審査に落ちそうな場合の対処
どうしてもダメそうであれば、別のカーリースサービスを検討しましょう。
審査落ちした場合は、以下の記事を参考に検討するのが良いでしょう。
カーリース審査甘い会社ランキング3選→無職・ブラックOKで審査に落ちない会社はどこ?MOTAカーリースでよくある質問
納車までの期間は?
車種により納期は大きく前後します。審査申し込みから1~2ヶ月程度で納車となります。
リース期間終了後はどうなる?
返却不要で車はもらえます。車をもらうためにオプションに加入する必要はありません。
中途解約はできる?
原則できません。解約する場合、所定の違約金を支払う必要があります。
審査を申し込んだら契約成立?
いいえ、契約書を返送すると契約成立となります。
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